お祭り情報 岐阜 4月 10月

飛騨高山が誇る豪華絢爛な祭り「高山祭」の魅力

飛騨の小京都・高山の古い町並みを、絢爛豪華な祭屋台が巡行する――。京都の祇園祭、埼玉の秩父夜祭と並び「日本三大美祭」の一つに称えられる「高山祭」。その最大の魅力は、「動く陽明門」とも呼ばれる、飛騨の匠の技を結集した豪華な屋台です。実はこの高山祭、春と秋の年2回開催されることをご存知でしたか?この記事では、直近に迫った2025年秋の「八幡祭」と、2026年春の「山王祭」の見どころを、両祭りの違いにも触れながら徹底ガイドします。

高山祭の基本情報(春の山王祭・秋の八幡祭)

高山祭とは、春の「山王祭」と秋の「八幡祭」の総称です。開催日、神社、そして登場する屋台も異なります。

【2025年】秋の八幡祭

  • 名称: 秋の八幡祭(はちまんまつり)
  • 開催期間: 2025年10月9日(木)・10日(金)
  • 氏神神社: 櫻山八幡宮(さくらやまはちまんぐう)
  • 屋台の数: 11台
  • 場所: 飛騨高山古い町並 北側

【2026年】春の山王祭

  • 名称: 春の山王祭(さんのうまつり)
  • 開催期間: 2026年4月14日(火)・15日(水)
  • 氏神神社: 日枝神社(ひえじんじゃ)
  • 屋台の数: 12台
  • 場所: 飛騨高山古い町並 南側

公式サイト: (一社)飛騨・高山観光コンベンション協会

高山祭 メイン会場へのアクセスマップ

祭の中心地となる「飛騨高山古い町並(さんまち通り)」周辺の場所をGoogleマップで確認しましょう。

高山祭 会場へのアクセス方法

会場の最寄り駅はJR高山本線の「高山駅」です。

電車でのアクセス

  • 名古屋方面から: JR特急「ひだ」で「高山駅」まで乗り換えなし(約2時間40分)。
  • 東京方面から: 北陸新幹線で「富山駅」へ。JR特急「ひだ」に乗り換え「高山駅」まで約1時間30分。
  • 高山駅から会場へ: 祭りの中心地「さんまち通り」までは、高山駅から徒歩約12分です。

※祭り期間中は市内中心部で交通規制が行われます。公共交通機関をご利用ください。

高山祭の3つの魅力!見どころを徹底解説

春・秋共通の、高山祭が誇る見どころをご紹介します。

魅力1:飛騨の匠の結晶!豪華絢爛な「祭屋台」

高山祭の主役は、何と言っても豪華な「祭屋台」です。精緻な彫刻、きらびやかな金具、美しい刺繍が施された屋台は、まさに「動く芸術品」。一台数億円とも言われる屋台が、古い町並みをゆっくりと進む様は圧巻です。春と秋で登場する屋台が全く異なるため、両方見てみたくなります。

魅力2:生命が宿るかのような精巧な動き「からくり奉納」

いくつかの屋台の上では、糸や綱で巧みに操られる「からくり人形」の奉納演技が行われます。綾渡りや文字書きなど、まるで生きているかのような人形たちの滑らかな動きは、江戸時代から受け継がれる伝統の技。一日に数回しか行われない貴重な奉納なので、時間をチェックしてぜひご覧ください。

魅力3:提灯が揺れる幻想的な「夜祭(よまつり)」

両祭りの初日の夜には、それぞれの屋台が約100個もの提灯を灯して町を巡る「夜祭」が行われます。昼間の豪華さとは一変し、暗闇の中に提灯の灯りがゆらめきながら浮かび上がる光景は、息をのむほど幻想的。古い町並みと相まって、えも言われぬ幽玄な雰囲気に包まれます。

遊び予約/レジャーチケット購入サイト「asoview!(アソビュー)」

高山祭におすすめの服装【季節ごとの注意点】

春と秋では気候が大きく異なります。それぞれの季節に合わせた服装で楽しみましょう。

春の山王祭(4月中旬)

飛騨の春はまだ肌寒い日が多いです。日中は暖かくても、朝晩は冷え込むため、フリースやライトダウンなどの暖かい上着は必須です。特に夜祭はかなり冷えるので、万全の防寒対策を。

秋の八幡祭(10月上旬)

日中は爽やかな秋晴れで過ごしやすいですが、こちらも朝晩はぐっと気温が下がります。パーカーやカーディガンなど、調整しやすい羽織るものがあると安心です。

高山祭は宿泊して楽しむのが王道!

からくり奉納や、祭りのハイライトである夜祭を心ゆくまで楽しむには、高山市内での宿泊が断然おすすめです。また、早朝の静かな古い町並みを散策したり、名物の朝市を訪れたりするのも、宿泊するからこその楽しみ。国内外から多くの観光客が訪れるため、ホテルの予約は半年前でも早すぎることはありません。

目的別!高山祭におすすめの宿泊エリア

祭りの拠点となる高山市内と、名湯を楽しめる近隣の温泉地をご紹介します。

エリア1:最高の利便性!「高山市内・高山駅周辺」

祭りの会場まで徒歩圏内で、飲食店も豊富な最高のロケーション。古い町並みの中に佇む老舗旅館から、最新のビジネスホテルまで選択肢も多様です。予約は超激戦区です。

  • 本陣平野屋 花兆庵
  • ホテルアソシア高山リゾート
  • 東急ステイ飛騨高山 結の湯

温泉旅館の格安予約サイト『一休.com』

格安国内ホテル予約サイト【エアトリ】

【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!

エリア2:温泉と自然に癒される「奥飛騨温泉郷・下呂温泉」

高山市内からバスや電車で少し足を延せば、日本有数の温泉地が広がります。雄大な自然に抱かれた「奥飛騨温泉郷」や、日本三名泉の一つ「下呂温泉」に宿をとれば、祭りと温泉の両方を満喫する贅沢な旅が可能です。

  • 穂高荘山がの湯(奥飛騨温泉郷)
  • 下呂温泉 水明館(下呂温泉)
  • 紗々羅(下呂温泉)

温泉旅館の格安予約サイト『一休.com』

格安国内ホテル予約サイト【エアトリ】

【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!

あわせて楽しみたい!飛騨高山の観光&ご当地グルメ

祭りだけでなく、江戸時代の面影が残る高山の街並みも満喫しましょう。

おすすめ周辺観光スポット

  • 古い町並(さんまち通り): 食べ歩きや地酒の試飲、お土産探しが楽しい高山観光のメインストリート。
  • 高山陣屋: 江戸時代の役所が完全に残る、全国で唯一の建物。
  • 宮川朝市: 毎朝開かれる朝市。新鮮な野菜や果物、民芸品が並びます。

必食!ご当地グルメ

  • 飛騨牛: とろけるような食感のブランド牛。にぎり寿司や串焼きで気軽に味わうのがおすすめ。
  • 高山ラーメン: 醤油ベースのあっさりとしたスープと、細いちぢれ麺が特徴。
  • みたらし団子: 甘くない、醤油の香ばしい味わいが特徴の高山スタイルのみたらし団子。

まとめ:飛騨の匠の技が光る、日本一優美な祭りへ

いかがでしたでしょうか。高山祭は、豪華絢爛な屋台の美しさはもちろん、それを守り伝える人々の誇りと技に触れられる、奥深い祭りです。春には春の、秋には秋の、それぞれ異なる風情を味わうことができます。まずは目前に迫った秋の八幡祭、そして来年の春の山王祭、どちらの季節に訪れますか?この記事を参考に、ぜひ日本が世界に誇る美の祭典を体験しに、飛騨高山を訪れてみてください。

-お祭り情報, 岐阜, 4月, 10月

PAGE TOP