お祭り情報 奈良 8月

2万本のろうそくが彩る古都の夜。幻想的な「なら燈花会」の魅力

夏の夕暮れ、古都・奈良の歴史的な空間に、2万本ものろうそくの灯りがゆっくりと広がっていく――。毎年8月に10日間だけ現れる幻想的な光の祭典「なら燈花会(とうかえ)」。世界遺産の建築物や緑豊かな奈良公園が、優しく揺らめく灯りに照らし出される光景は、訪れる人々の心を穏やかに包み込みます。「どんなイベント?」「どこで見られるの?」この記事では、2026年の開催に向けて、なら燈花会の幽玄な世界を味わい尽くすための完全攻略法をガイドします。

なら燈花会2026の基本情報(開催日程・会場)

なら燈花会は、毎年8月5日から14日までの10日間、開催されます。期間中、毎晩ろうそくに灯りがともされます。

  • 名称: なら燈花会(ならとうかえ)
  • 開催期間: 2026年8月5日(水)~8月14日(金)(予測)
  • 点灯時間: 19:00~21:45
  • 会場: 奈良公園一帯(浮雲園地、浅茅ヶ原、猿沢池、浮見堂、東大寺、春日大社、興福寺など)
  • 料金: 観覧無料 ※心を込めてろうそくを灯す「一客一燈」への参加(有料)も可能
  • 公式サイト: なら燈花会公式サイト

なら燈花会 メイン会場へのアクセスマップ

広大な奈良公園の中でも、特に多くの灯りが集まる「浮雲園地」周辺の場所をGoogleマップで確認しましょう。

なら燈花会 会場へのアクセス方法

会場の奈良公園は、近鉄奈良駅・JR奈良駅から徒歩圏内です。

電車でのアクセス

  • 大阪・京都方面から: 近鉄奈良線「近鉄奈良駅」下車。会場まで徒歩約5分~15分。(最も便利です)
  • JR線利用の場合: JR大和路線「奈良駅」下車。会場まで徒歩約15分~25分。

※期間中は大変混雑します。駐車場も限られているため、必ず公共交通機関をご利用ください。

なら燈花会の3つの魅力!見どころを徹底解説

広大な会場に点在する、幻想的な見どころをご紹介します。

魅力1:圧巻!古都を包む2万本のろうそくの海

このイベントの主役は、なんといっても奈良公園の広大な敷地に広がる2万本のろうそくの灯り。一つ一つは小さな灯りですが、それが集まることで、まるで天の川のような壮大な光の絨毯が生まれます。世界遺産の寺社や、のんびりと過ごす鹿たちを背景に、優しく揺れる灯りを眺めていると、時間が経つのを忘れてしまいます。

魅力2:水面に映る光が美しい「猿沢池」と「浮見堂」

特に人気のフォトスポットが、水辺の会場です。興福寺五重塔を借景にした「猿沢池」では、水面に映る灯りと五重塔のシルエットが幻想的な雰囲気を醸し出します。また、鷺池に浮かぶ「浮見堂」は、灯りに照らされたお堂と水面の反射が相まって、息をのむほどの美しさです。

魅力3:願いを込めて灯す「一客一燈」で祭りに参加

なら燈花会は、ただ見るだけでなく、自ら参加できるのが大きな魅力。会場で「一客一燈(いっきゃくいっとう)」に参加すれば、自分の手でろうそくに火を灯し、幸せを願うことができます。自分の灯りが、広大な光の景色の一部になるという特別な体験は、きっと忘れられない思い出になるはずです。

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なら燈花会におすすめの服装【夏の夜の暑さ対策】

8月の奈良は、夜でも気温が下がらず、大変蒸し暑い日が続きます。

  • 浴衣で訪れると、古都の夏夜の風情をより一層楽しめます。もちろん、Tシャツやワンピースなど涼しい服装でもOKです。
  • 熱中症対策に、うちわや扇子、タオルは必需品。こまめな水分補給も忘れずに。
  • 広大な公園内を歩き回るため、履きなれたサンダルやスニーカーを選びましょう。

なら燈花会は宿泊して楽しむのがおすすめ

夏の夜に10日間だけ現れる幻想的な風景。その世界観にじっくりと浸るには、奈良市内での宿泊がおすすめです。夜遅くまで灯りを堪能したあとも、帰りの時間を気にせず、古都の静かな夜の余韻を楽しめます。昼間は世界遺産の寺社を巡り、夜は燈花会へ、という贅沢な一日を過ごせます。

目的別!なら燈花会におすすめの宿泊エリア

会場へのアクセスが良く、観光にも便利なエリアをご紹介します。

エリア1:会場は目の前!最高のロケーション「近鉄奈良駅・奈良公園周辺」

会場の奈良公園に最も近く、ホテルから歩いて燈花会へ向かえる最高のエリア。奈良町の散策にも便利で、古都の風情を存分に味わえます。

  • 奈良ホテル
  • 登大路ホテル奈良
  • ホテル日航奈良

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エリア2:リーズナブルで便利!「JR奈良駅周辺」

近鉄奈良駅周辺に比べ、比較的新しくリーズナブルなホテルが多いエリア。会場までは徒歩15分ほどですが、飲食店も多く、利便性の高い拠点です。

  • ピアッツァホテル奈良
  • ダイワロイネットホテル奈良
  • 天然温泉 吉野桜の湯 御宿 野乃 奈良

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あわせて楽しみたい!奈良の観光&ご当地グルメ

祭りだけでなく、世界に誇る古都の歴史と文化に触れましょう。

おすすめ周辺観光スポット

  • 東大寺: 奈良の大仏で有名な、世界最大級の木造建築物。
  • 春日大社: 朱塗りの社殿と、約3000基の燈籠が幻想的な世界遺産。
  • ならまち: 江戸時代の町家の面影が残る、風情あるエリア。おしゃれなカフェや雑貨店も。

必食!ご当地グルメ

  • 柿の葉寿司: 鯖や鮭の切り身を酢飯に乗せ、柿の葉で包んだ奈良の郷土寿司。
  • 茶粥: ほうじ茶などで炊いた、さらりとした口当たりのお粥。奈良の伝統的な朝食です。
  • かき氷: 近年は「氷の聖地」としても有名。一年中、こだわりの絶品かき氷が楽しめます。

まとめ:ろうそくの灯りに願いを込めて、古都の夜を歩く

いかがでしたでしょうか。なら燈花会は、派手な演出はないけれど、一人ひとりの小さな祈りが集まって作り上げられる、心温まる光の祭典です。ろうそくの優しい灯りが照らし出すのは、世界遺産の寺社仏閣と、そこに集う人々の穏やかな笑顔。きっと、日々の喧騒を忘れさせてくれる、特別な夜になるはずです。この記事を参考に、ぜひ2026年の夏は、古都・奈良で心癒される時間を過ごしてみてください。

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