「でか山」の愛称で親しまれる、日本一巨大な山車(やま)が、能登の港町・七尾を練り歩く――。ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「青柏祭(せいはくさい)」は、その名の通り、山のように巨大な3台の山車「でか山」が主役の、迫力満点の祭りです。高さ12m、重さ20tのでか山が、狭い路地をギリギリで進む様は圧巻の一言。「どんなお祭り?」「最大の見どころは?」この記事では、2026年の開催に向けて、青柏祭を味わい尽くすための完全攻略法をガイドします。
青柏祭2026の基本情報(開催日程・会場)
青柏祭は、毎年ゴールデンウィークの5月3日、4日、5日の3日間にわたって開催されます。それぞれの日で見どころが異なります。
- 名称: 青柏祭のでか山(せいはくさいのでかやま)
- 開催期間: 2026年5月3日(日)~5月5日(火・祝)
- 会場: 石川県七尾市市街地(大地主神社周辺)
- 料金: 観覧無料
- 公式サイト: 七尾商工会議所 青柏祭特設サイト
青柏祭の中心地「大地主神社」へのアクセスマップ
祭りの中心となる「大地主神社(おおとこぬしじんじゃ)」の場所をGoogleマップで確認しましょう。
青柏祭 会場へのアクセス方法
会場の最寄り駅はJR七尾線の「七尾駅」です。金沢駅からのアクセスが基本となります。
電車でのアクセス
- 東京・大阪方面から: 北陸新幹線で「金沢駅」へ。特急「能登かがり火」に乗り換え「七尾駅」まで約1時間。
- 七尾駅から会場へ: 祭りの中心地までは、七尾駅から徒歩約10分です。
※祭り期間中は市街地で交通規制が行われます。公共交通機関をご利用ください。
青柏祭の3つの魅力!見どころを徹底解説
巨大なでか山が織りなす、迫力満点の見どころをご紹介します。
魅力1:圧巻!山車としては日本一の巨大さ「でか山」
その名の通り、山のように巨大な3台の「でか山」がこの祭りの主役。高さ12m、重さ20t、車輪の直径は2mという規格外の大きさは、見る者を圧倒します。上層部には、毎年異なる歌舞伎の名場面が等身大の人形で再現され、「動く美術館」とも称されるほどの美しさを誇ります。まずはその大きさと豪華さに度肝を抜かれてください。
魅力2:祭りのクライマックス!迫力の「辻廻し(つじまわし)」
巨大なでか山は、車輪が固定されているため、交差点で曲がることができません。そこで行われるのが、てこの原理を応用した豪快な方向転換「辻廻し」です。男衆が力を合わせ、「エンヤ、エンヤ」の掛け声とともに、20tの巨体を人力だけで回転させる様子は、祭りの最大の見せ場。技と力がぶつかり合う、興奮と感動の瞬間です。
魅力3:狭い路地を巡行するスリルと一体感
でか山が巡行するのは、昔ながらの狭い路地。巨大な山車が、民家の軒先をかすめるようにギリギリで進んでいく光景は、見ている方も思わず手に汗を握るほどのスリルです。曳き手と観客が一体となって「がんばれ!」と声援を送る、この温かい一体感も青柏祭の大きな魅力です。
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青柏祭におすすめの服装【寒暖差に注意】
5月上旬の能登地方は、日中は過ごしやすい陽気ですが、朝晩や海からの風で肌寒く感じることがあります。
- 日中はTシャツや長袖シャツで十分ですが、夕方以降の観覧にはパーカーやフリースなど、羽織れる上着を必ず持参しましょう。
- 街中を長時間歩き回るため、履きなれたスニーカーなどの歩きやすい靴が必須です。
- 日差し対策に、帽子や日焼け止めがあると安心です。
青柏祭は宿泊してゆっくり楽しもう
3日間にわたって見どころが続く青柏祭。祭りをじっくり楽しむのはもちろん、能登の豊かな自然や温泉、そして新鮮な海の幸を味わうためにも、宿泊しての訪問がおすすめです。特に、名湯・和倉温泉に宿をとれば、最高の休日になること間違いなしです。
目的別!青柏祭におすすめの宿泊エリア
北陸屈指の温泉地や、交通の拠点となるエリアをご紹介します。
エリア1:温泉と美食を堪能!「七尾市内・和倉温泉エリア」
会場に最も近く、祭りと合わせて北陸随一の名湯「和倉温泉」を楽しめる最高のロケーション。日本海を望む露天風呂や、能登の新鮮な山海の幸を堪能できる高級旅館が立ち並びます。
- 和倉温泉 加賀屋
- あえの風
- 多田屋
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エリア2:北陸観光の拠点に!「金沢市内」
七尾・和倉温泉エリアの宿が取れない場合、新幹線が停車し、ホテルの選択肢も豊富な金沢市内が便利です。七尾駅までは特急で約1時間。祭りと合わせて、兼六園やひがし茶屋街など、金沢観光も楽しめます。
- ハイアット セントリック 金沢
- ホテル日航金沢
- 金沢白鳥路 ホテル山楽
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あわせて楽しみたい!能登・七尾の観光&グルメ
祭りだけでなく、豊かな自然と食文化が根付く能登の魅力も満喫しましょう。
おすすめ周辺観光スポット
- のとじま水族館: ジンベエザメが見られるトンネル水槽が人気。能登島にある水族館です。
- 能登食祭市場: 七尾港に隣接する市場。新鮮な魚介類の浜焼きなどが楽しめます。
- 千里浜なぎさドライブウェイ: 日本で唯一、車で砂浜を走れる海岸。
必食!ご当地グルメ
- 能登前寿司: 能登半島で獲れた新鮮な魚介を使ったお寿司。特に高級魚「のどぐろ」は絶品です。
- 能登丼: 能登産のコシヒカリの上に、能登の海産物や能登牛などを乗せたご当地丼。
- 牡蠣: 冬が旬ですが、春にかけても美味しい能登の牡蠣。焼き牡蠣やカキフライで。
まとめ:山の如き巨大山車が魅せる、豪快無比な祭典へ!
いかがでしたでしょうか。青柏祭は、港町・七尾の人々の誇りが結集した、迫力と伝統美にあふれる祭りです。目の前で繰り広げられる「でか山」の巡行と、手に汗握る「辻廻し」は、きっと忘れられない思い出になるはずです。この記事を参考に、ぜひ2026年のゴールデンウィークは、豪快な山の祭典を体験しに、能登・七尾を訪れてみてください。